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石積みWS 2024報告

chibiyori

年に一度では物足りない感じがしてきた石積みWS。

今年も、一泊2日かけて石積みの景観がひとつ修復されました。


講師は、去年に引き続き、早川町の一般社団法人ほらじゅうの上原先生。

通称だんごさんです。


場所は、つなぐ棚田遺産にも登録されており、富士山を望めるメインの棚田。

ビフォーはこちら。



実は、直したかったのはここではなく

もう一段下の石積みでした。


そこを直すには、上の段をしっかり直してからでないと

手をつけないほうがいいという判断から、今年はこちらを!


上下の地主さんの理解を得て、修復開始です。



まずは、床掘り(とこぼり)をします。

この作業がとても大切で、時間をかけるところです。


掘った土と石(大小)をきちんと分けておくことも大事。

きれいに分別されていて、だんご先生が感心していました。



2日目から、お待ちかねの積む作業に入りました。

基本を頭では理解していても、実践でとなるととても難しい!



石積みの奥には、小さなグリ石をたくさん詰めます。

強い石積みを作るポイントです。




出来上がった石積みはこちら!

美しいです。


実は、タイムオーバーで終わらず

だんご先生が後日仕上げてくださいました。



棚田を下から見ると、こちらの場所になります。

来年は一段下を修復予定です。


石積みは、そこにある石でできるので環境負荷をかけず

生態系にも優しい、しかもコンクリートよりも長持ちする技法。


未来につなぎたい伝統技術ということで、見直されています。


先人たちの思いを、つなぐことができる世代になっていきたい。

そんな思いを持つ山梨県の仲間がつながる、石積みネットワークも

だんご先生を中心に構想中です。


2025年のWSは、もう少し早めに計画しますので

ぜひ、チェックしてくださいね!

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