年に一度では物足りない感じがしてきた石積みWS。
今年も、一泊2日かけて石積みの景観がひとつ修復されました。
講師は、去年に引き続き、早川町の一般社団法人ほらじゅうの上原先生。
通称だんごさんです。
場所は、つなぐ棚田遺産にも登録されており、富士山を望めるメインの棚田。
ビフォーはこちら。
実は、直したかったのはここではなく
もう一段下の石積みでした。
そこを直すには、上の段をしっかり直してからでないと
手をつけないほうがいいという判断から、今年はこちらを!
上下の地主さんの理解を得て、修復開始です。
まずは、床掘り(とこぼり)をします。
この作業がとても大切で、時間をかけるところです。
掘った土と石(大小)をきちんと分けておくことも大事。
きれいに分別されていて、だんご先生が感心していました。
2日目から、お待ちかねの積む作業に入りました。
基本を頭では理解していても、実践でとなるととても難しい!
石積みの奥には、小さなグリ石をたくさん詰めます。
強い石積みを作るポイントです。
出来上がった石積みはこちら!
美しいです。
実は、タイムオーバーで終わらず
だんご先生が後日仕上げてくださいました。
棚田を下から見ると、こちらの場所になります。
来年は一段下を修復予定です。
石積みは、そこにある石でできるので環境負荷をかけず
生態系にも優しい、しかもコンクリートよりも長持ちする技法。
未来につなぎたい伝統技術ということで、見直されています。
先人たちの思いを、つなぐことができる世代になっていきたい。
そんな思いを持つ山梨県の仲間がつながる、石積みネットワークも
だんご先生を中心に構想中です。
2025年のWSは、もう少し早めに計画しますので
ぜひ、チェックしてくださいね!
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